~前回の続きのお話~
英語と日本語のズレの中でみんな戸惑うのが
「時制」です。
中学英語では
①現在形②現在進行形③現在完了形④過去形⑤過去進行形⑥未来形
おもにこの6つの時制を習いますが
日本語にはこういった細かい時制の意識はなく
「現在」「過去」「未来」くらいです。
では次の日本語は、上記①~⑥のどの時制でしょうか?
「彼は今東京に住んでいる。」
よく生徒たちにも質問しますが
「現在形」と「現在進行形」が答えを二分します。
答えは「現在形」なのですが
今していることだから進行形だと思ってもおかしくありませんし
「彼は3年間東京に住んでいる。」と一部を変えるだけで
現在完了形にもなってしまいます。
つまり、同じ苦手でも
英単語や長文読解といった
俗にいう英語力が必要なところができていないという人もいれば
日本語を読んだ時点で時制を間違ってとらえてしまう
ことによるできなさもあるのです。
ひとくくりに「英語が苦手」と考えずに
どんなことができていないのか
何が不足しているのか
しっかり分析しましょう。
【前橋荒牧校 今井】 校舎直通027-289-5642